不況と呼ばれて久しい昨今、日本経済は上向き加減との論評もありますが、よい人材のいない会社、厳しさに欠ける会社が淘汰されたとも言えるでしょう。 ビジネスの世界は決して甘くはありません。国際化・情報化がさらに進む今後、企業とそれを構成する人材のレベルが改めて問われる時代に入ってくるのではないでしょうか。 これまでダスキンユニオンは事業を拡大し、着実に成長を重ねてきました。今必要なのは、これをベースに激動の社会で生き残っていける強い企業を創りあげていく新しい力、これからの企業を引っ張っていけるリーダーシップです。 新規事業へのチャレンジ、この方向性は今後も変わりません。常に新しいことをめざす人には、いくらでもチャンスがあります。もちろん新しい何かに挑むには失敗がつきものですが、失敗しない人には、成功はもちろん、勝利も幸せもありません。それは野球の試合でバッターボックスに立って、バットを振らないのと同じ。 前向きな失敗は決してとがめず、積極的にバックアップしていきます。 もう一つ望むのは、自分で考え、工夫してほしいということです。ちょっと視点を変えるだけで、成功に結びつくヒントは無限にあります。人生をかけて仕事に取り組む、よい会社にすることを生きがいにする。そんな人にダスキンユニオンの明日をバトンタッチしたいと、心から願っています。